光文社文庫

1984年8月創刊。創刊時のラインナップは松本清張『網』、赤川次郎『殺人はそよ風のように』、西村京太郎『京都感情旅行殺人事件』(2010年時点で127万部・本文庫の最高部数)、山村美紗『愛の海峡殺人事件』など。以降、光文社が刊行した作品の文庫化を中心に主にエンターテイメント系の作品を収めている。歴史・時代小説は「光文社時代小説文庫」の表記の上で収録し徳間文庫などと同じくそれまでの人気作家の作品を多く収めていたが、現在は書き下ろし小説が中心である。2000年にはノンフィクション系の「知恵の森文庫」、2006年に日本国外の古典的価値を持つ作品を新たに訳し下ろす形で刊行する「光文社古典新訳文庫」を創刊した。この文庫のマスコットはチャップリンを模している。また独特の手触りのカバーが特徴的で、2007年にはカバーデザインを一新した。

光文社文庫 ライトノベル・文庫作品一覧