『辰巳センセイの文学教室』は瀬川 雅峰による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
応募総数10,332作品。第8回ネット小説大賞の受賞作です。とある高校で国語科と生徒指導を担当している教師・辰巳祐司。トラブルに巻き込まれて階段から落ちてしまった女生徒の事情を調べるうちに見えてくる、複雑な恋愛模様や家庭事情。それはどこか、森鷗外の『舞姫』のストーリーと重なっていくが――。登場する生徒たちが負っている心の傷と謎を、辰巳センセイが探偵役として「文学」を語りながら解き明かしていく青春ドラマ。上巻では『舞姫』(森鷗外)、『羅生門』(芥川龍之介)、『竹取物語』(作者不詳)が題材になっています。