『異世界おもいで食堂』はお米ゴハンによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は汐街 コナ。
古今東西の偉人たちが転生し、暮らしている異世界――さくら小町。その一角に「おもいで食堂」と呼ばれる和食店があった。 板前の天宮勇士(あまみや・ゆうじ)は、この世界に転生してきた、平凡な青年。 ただの料理好きだった彼は、オーナーである《勝海舟》との奇妙な縁からこの食堂で働くことになり、現代ではなれなかった料理人としての人生を謳歌する。 味はもとより、料理で客の“おもいで”を刺激し、懐かしさを想起させる事もあって、店は徐々に知られていき、今ではすっかりさくら小町の隠れた名店となっていた。 気取らない、型にはまらない彼の料理を求めて、あるいは忘れてしまった何かを取り戻すきっかけを求めて、今日も様々な人が店を訪れる。 今や勇士とプライベートでも親しい《織田信長》に、常連である《清少納言》が抱える秘密。そして勇士の噂を聞きつけた旅の寿司職人《華屋与兵衛》が勝負を挑んできて......。「異世界×偉人×グルメ」全部まとめて、いただきます! 食と偉人を巡るほっこりストーリー、ただいま開店!