カッパ・ノベルス

カッパ・ノベルス(KAPPA NOVELS)は、株式会社光文社が1959年から発行している新書(ノベルズ)レーベル。1959年12月、光文社の神吉晴夫が創刊した新書版「カッパ・ブックス」の姉妹編として誕生した。第1回配本は、松本清張『ゼロの焦点』と南條範夫『からみあい』の2冊であった。1960年代は、松本清張がミリオンセラーとなった『砂の器』などヒット作を連発、看板作家となったが、高木彬光、水上勉、城山三郎らの人気作家も次々に作品を出版し、大岡昇平や柴田錬三郎、石原慎太郎らの作品も刊行された。当時は月2冊のペースで刊行されていた。新聞への大型広告掲載による大宣伝を特徴とし、戦後のエンタテイメント小説史を代表する傑作を多く生み出した。

カッパ・ノベルス ライトノベル・文庫作品一覧