バスタード・ソードマン

『バスタード・ソードマン』はジェームズ・リッチマンによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はマツセダイチ。最新刊は6巻

バスタードソードは中途半端な長さの剣だ。ショートソードと比べると幾分長く、細かい取り回しに苦労する。ロングソードと比較すればそのリーチはやや物足りず、打ち合いで勝つことは難しい。何でもできて、何にもできない。そんな中途半端なバスタードソードを愛用する俺、おっさんギルドマンのモングレルには夢があった。それは平和にだらだら生きること。やろうと思えばギフトを使って強い魔物も倒せるし、現代知識でこの異世界を一変させることさえできるだろう。だけど俺はそうしない。ギルドで適当に働き、料理や釣りに勤しみ......時に人の役に立てれば、それで充分なのさ。これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。

厳しい冬が終わり、春が近づく頃。レゴールの街はにわかに活気づいていた。その理由はもちろん、春の風物詩である『精霊祭』の開催が目前に迫っているから。精霊祭は街中がスライムで飾り付けられ、他の街から観光客や行商人もわんさかやってくる一大イベントだ。レゴールで平穏に暮らすモングレルも精霊祭には毎年欠かさず参加している。なぜなら、街の領主が気前よくタダ酒を振る舞ってくれるのだ! そんなわけでタダ酒とクラゲ料理を楽しみにしていたモングレルはある日ライナから「私も祭、一緒に回っていースか?」と誘われて――!?

 ▼ 情報(Information)
著者ジェームズ・リッチマン
イラストマツセダイチ
出版KADOKAWA
刊行期間2023年05月30日(1巻発売)
ISBN(1巻)9784047374416
ISBN(6巻)9784047384668
最新刊6巻
 ▼ 言語(Language)
Japanesebasuta^do.so^doman
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