『ROOM NO.1301』(ルームナンバー1301)は、新井輝による日本のライトノベル。イラストはさっちが担当。富士見ミステリー文庫より全11巻、短編集4巻が刊行された。
自分は恋愛には向いていないと思っていた絹川健一は、クラスメイトの大海千夜子に告白され、桑畑綾と出会い、鍵を拾ったことによって12階建てマンションの存在しないはずの13階の部屋へと招待される。健一、綾、刻也、冴子、日奈の住人たちと不思議な13階の物語。
「有馬君は一年前に死んでいたはずだった」病院へ駆けつけた健一は、刻也の言葉を信じることなど出来なかった。「...死?」その単語だけが健一の心に残った。冴子とは毎日のように一緒に寝ていた。他の誰よりも自分は冴子と話をしていたはず。そのせいで現実と齟齬があるのを感じずにはいられない。やがて、病室にひとり招かれた健一は冴子と面会し、彼女の思いを聞くうち『誰とでも寝る女』の真相に気づく。が、時既に遅く、冴子は最後のお願いをしてこの世を去る-。しかし別れはそれだけではなかった。綾も13階から出て行くことを心に決めていたのだ。時を同じくして、刻也もある決心をしていた...。健一の失われた恋愛を探求する物語、感動のフィナーレ!完結記念の後日談もどうぞ。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 新井輝 | イラスト | : | さっち | 出版 | : | 富士見書房 | レーベル | : | 富士見ミステリー文庫 | 刊行期間 | : | 2003年9月 - 2009年3月 | ISBN(1巻) | : | 9784829162248 | ISBN(11巻) | : | 9784829164143 | 最新刊 | : | 11巻 |
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