『政略結婚のはずだけど、実は愛されているらしい』は逢矢 沙希による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は駒城ミチヲ。
「両侯爵家の長きにわたる不毛な関係を終わりとさせるために、二人の結婚を余は強く希望する」代々対立している二大侯爵家「エドワーズ家」と「フォレスター家」の一人娘ディアーヌと息子イグニスが、王に結婚を命じられることから物語は幕を開ける。侯爵家の娘として、美しくも気高く育てられたディアーヌは、突然の王命に戸惑いながらも、弟・シリルのため渋々、対立している家との婚姻を受け入れる。義務を果たすためと自分を押し殺していたが、イグニスと夫婦として生活を送る中で、実は冷酷に見えていた彼が誰よりも自分を想ってくれていることに気づく。ディアーヌがイグニスと情熱的な夜を過ごし徐々に夫婦となっていく一方、その裏で、ディアーヌの従兄のダミアンは歪んだ愛情のために、ディアーヌの弟・シリルを取り巻く「エドワーズ侯爵家」のある秘密を利用してディアーヌを手中に絡め取ろうとする――。政略結婚から始まるすれ違いジレジレラブロマンス!