『寿退社の有川さん 天才記者はまた犯罪者に恋しています』は桜町 はるによる日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
某有名週刊誌の最年少副編集長記録を持つ有川さん。しかし、彼女は現在契約社員。なぜそんな人物が非正規雇用なのだろう。首を傾げていた新入社員・真柴に忍び寄る社員が、こっそり耳打ちした。「有川さん、男を見る目がないんだよね......」なんと有川さんは、恋に落ちた相手が必ず犯罪者だと発覚してしまう、超恋愛不幸体質だったのだ!婚約退職しても相手の犯罪歴が発覚して職場へ戻ってくる......というのを繰り返して、早数年。彼女の夢は寿退社。そういうわけで、仕事を辞めても職場への影響が少ないよう、責任の少ない立場に自ら雇用形態の変更を申し出たのである。その有川さんとコンビを組むことになった真柴だが、彼も彼で「文芸編集部志望の真面目人間」という、週刊誌記者に全く向かない性格で――。凸凹コンビのスクープミステリ、開幕!