『ラストスタンド 感染領域』はくろきすがやによる日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『感染領域』続編! 今度は日本の「コメ」が危ない!? スレッドウイルス事件から二年――新種のウイルスの災禍から、世界を救った植物病理学者の安藤仁。帝都大学を去った彼は、星覇大学に新設された生命サイエンス学部の教授に就任していた。そんなある日、安藤は突然、農水省が極秘に進める「ラストスタンド・プロジェクト」のリーダーに抜擢され、“水がなくても育つ奇跡のイネ”の開発に携わることになる。アフリカのサバンナや、中東の砂漠地帯でも栽培できるイネの新種「ラストスタンド」が開発できれば、世界の穀物市場で優位に立つことができる戦略的な商品になるとして、農水省と外務省がタッグを組んで開発を急いでいるという。しかし研究を進める中、安藤は何者かに襲われ負傷。中国の地下組織やアメリカのCIAの影が迫り、中国・アメリカをも巻き込んだ、壮絶な利権争いに安藤は巻き込まれていく......。