『『氷の悪女』は王子から婚約破棄を宣告される』は高瀬ゆみによる日本の小説(ライトノベル)作品。「レジーナブックス」(アルファポリス)から発売。
辺境伯令嬢であるセレスは、とある事情で学園に通えないために「気に食わない者がいれば氷漬けにしてしまう『氷の悪女』」と根も葉もない噂を立てられていた。婚約者の王子クリストファーも噂を否定するどころか助長するような言動を繰り返し、セレス本人には冷たく当たる。 そんな時、セレス達の暮らす人間の国に、獣人の国の使節団が友好の証としてやってくることになった。獣人の王であるローファンは人を恐れさせる姿とは裏腹に誠実で穏やかな性格をしており、会ったばかりのはずのセレスにも優しい。交友を深めるうち、セレスはローファンに惹かれるようになる。 ローファンの力を借りてクリストファーとの婚約破棄を行い、その場でローファンに求婚されたセレスは、ローファンの婚約者として獣人の国に向かう。人間であるセレスに対して、獣人達は様々な反応を見せ......。