『科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー』は喜多 喜久による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
未解決事件に、元科警研のエースがふたたび挑む!大人気! 警察×科学捜査ミステリー知念実希人さん(作家・医師)推薦!「闇の底深くに沈んだ過去の未解決事件に最新科学の光が降り注ぎ、驚愕の真相が照らし出される様が美しい」東啓大学理学部に新たに開設された寄附講座『科学警察研究講座』。科学捜査に関するテーマを扱うというその講座に配属された松山悠汰は、科捜研から派遣されてきた研究員・北上の指導のもと、同期の藤生と協力して実際の未解決事件の捜査に携わることに。松山たちが行き詰まったとき、かつて「科警研のホームズ」とまで称された講座責任者の土屋准教授が、驚くべき洞察力と推理力を発揮する!(目次)『科学警察研究講座』で扱われる四つの未解決事件第一話 悲劇を招くアヴォケイション未解決の強盗殺人事件。空になった金庫の扉に付着した絵具は何を意味するのか。第二話 転落のケミストリー前夫と後夫を立て続けに転落死で失った女性。二つの事件は保険金殺人なのか。第三話 隠匿されたデッドリー・ポイズン密室状況の屋敷で死亡した老人の体内からは、高濃度のヒ素が検出された。第四話 絞殺のサイコロジー十四年前、当時三歳だった藤生の弟が公園で殺害された。犯人はまだ捕まっておらず......。