『看守の流儀』は城山 真一による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった」――横山秀夫「読んで損することは絶対にない。必読である」――池上冬樹(解説より)刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ”中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レッドゾーン」)など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。