『復讐は合法的に』は三日市 零による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は慧子。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。結婚を前提に七年間付き合っていた彼氏に手酷い裏切られ方をして人生に行き詰まったOL・麻友が出会ったのは、絶世の美貌を誇るオネエ・エリス。「合法復讐屋」を名乗るエリスは麻友の依頼のもと、鮮やかかつあくまでも合法的に麻友の元彼を追い詰め、さらに麻友が自分の人生を歩み直すための後押しまでこなす。その後も「法律の範囲内だけど、道徳の範囲外」という謳い文句でエリスはさまざまな復讐の依頼を受ける。『息子を殺人犯に仕立て上げた「何者か」の正体を突き止め、復讐してほしい』『性犯罪を繰り返しながらもその事件を揉み消している代議士の息子を糾弾したい』復讐の連鎖から生まれた悲劇に対し、エリスは――。