『『無刀』のおっさん、実はラスダン攻略済み』は末松 燈による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は叶世 べんち。「電撃の新文芸」(KADOKAWA)から発売。
八王子ダンジョンをクリアした高校生「無刀の英雄」藍川英二。 20年後、彼は平和になったダンジョンに勤務するサラリーマンとなり平凡を装う。 ある日、旧友の姪っ子である中学生・未衣に頼まれて、共に深層へ潜ることになる。 売名目的の輩に荒らされ、汚い金儲けの場と成り果てたかつての戦場を目にしてーー。 「今どきの若い者は、なんて言う大人になりたくはなかったが……」 ダンジョンは今や巨大な利権や国際情勢が絡む一大市場。 行き過ぎた開発がモンスターに異変をもたらし、地上までかつてない危機が迫ろうとしていた。 「散っていった仲間たちが眠るこの場所を、荒らさせはしない」 少女たちを導き、20年間隠していた力を振るい、すべては彼を中心に回り始める!