『下谷稲荷町自身番日月抄』は小杉健治による日本の小説(ライトノベル)作品。
下谷稲荷町に住む辻六は自身番の家主。元力士・朝松、元博徒・陣五郎らと日々雑事をこなしている。ある日、町内の履物問屋・幕張屋へ柏木部屋の力士が怒鳴り込むという騒動が起こる。ただごとではないと心配する辻六は、さっそく幕張屋の若旦那に話を聞きに行くが、どうやら幕張屋の女中と二年前に死んだ柏木部屋の元関脇との間に、なんらかのつながりがあったという。自身番を舞台に色とりどりの人間模様を描き出す、人情あふれる時代小説新シリーズ第一弾!