『インスタントな恋だった』は丸井とまとによる日本の小説(ライトノベル)作品。
主婦と生活社が今夏スタートさせる、10代向けブルーライト文芸レーベル、「セツナイ青」シリーズ第1作品。 2025年6月に映画が公開された『青春ゲシュタルト崩壊』(佐藤新<IMP.>、渡邊美穂主演)の著者、丸井とまとさんによる新たな書き下ろし作品。共感必至、切なさ満載の連作恋愛短編小説を6話収録。 シリーズ第2作は、『きみが明日、この世界から消える前に』のシリーズ累計19万部を超えるヒットで知られる、此見えこさんによる超短編連作恋愛小説『それでも必死に、恋をしていた』を9月に発売予定。 シリーズ第3作は、『だから私は、今日も猫をかぶる』のヒットで知られる水月つゆさんによる、長編純愛小説『鮮やかに、色を残して』を11月に発売予定。 <ストーリー概要> SNSで依頼を受ける「#インスタント恋愛」。一回一万円という値段で、一部の女子高生たちの間で噂が広まっていた。 「ひとりが寂しいときや、彼氏が必要なときなど、様々な事情で活用できる手軽な恋愛ごっこをしませんか? 希望の設定や服装、髪型などを記載してインスタント恋愛公式アカウントのDMからご依頼ください。」--。 今まで誰とも付き合ったことのない高校三年生の葵は、あるときSNSで見かけた「#インスタント恋愛」というタグが気になり、調べてみる。所謂レンタル彼氏のようなものだとわかり、興味を抱いた葵は、おそるおそる依頼し、一週間後に会うことに。 果たしてやってきたのは、理想通りの黒髪好青年の白斗だった。話し上手、聞き上手な白斗のリードによって葵も次第に心を開き、話が弾んでいく。やがて葵になにか心に抱えているものがあることを察知した白斗に優しく問いかけられ、葵は、思わずこれまで誰にも言えなかった恋の秘密を告白するーー。 ーー「#インスタント恋愛」に依頼してくる女子高生たちの恋の事情を、レンタル彼氏の白斗が、優しく寄り添い、共感しながら、彼女たちの恋愛の相談にのり、ともに解決に向かっていく全6話のオムニバスストーリー。白斗が「#インスタント恋愛」を続けている理由とは? そこには白斗のある忘れ得ぬ思いが秘められていた。 全読者共感必至。切なく愛おしい恋の花束が詰まった極上恋愛青春ストーリー集。 <目次> プロローグ 一章 一日限りの恋 ─葵─ 二章 恋の捨て方 ─伊予莉─ 三章 恋は盲目 ─理香─ 四章 ひび割れた恋 ─夏里菜─ 五章 消えない恋心 ─凪沙─ エピローグ ─白斗─ <カバーイラスト> 萩森じあ <挿絵イラスト> あおいあめ