『さよなら、灰色の世界』は丸井とまとによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は萩森じあ。「スターツ出版文庫」(スターツ出版)から発売。
高1の楓は、いつも友達に意見を合わせてしまい、自分を見失っていた。そんなある日、色が見えなくなる『灰色異常(グレーエラー)』を発症し、人の個性を表すオーラだけが色づいて見えるように。赤や青、それぞれ色があるのに、楓だけは個性のない灰色だった。そして、それを同級生の良に知られて......。自分とは真逆で、意志が強く、意見をはっきりと言う良が苦手だった楓。しかし、良は「どう見られるかより、好きな自分でいればいい」と言ってくれて......。良と関わる中で、楓は“自分の色”を取り戻していく――。