『ドラマチック・ドラマー遊月』は四辻たかおによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は中野友和。「一迅社文庫」(一迅社)から発売。
遠い未来。遙か地球を離れた人工惑星キース・ムーンにひとりの天才ドラマーがいた。彼女の名前は遊月。自らカスタマイズしたドラムセットはまるで雷様の太鼓のよう。そこから紡ぎだされる熱いビートは、聞く者すべての心をとらえて離さない。彼女は仲間を求めている。母の失われた声を再び銀河に響かせるために。放たれるビートにノセる熱いサウンドとハートを持つメンバーを求めて。世間知らずでお嬢様育ちの19歳(見た目は12〜13歳)の彼女は、その破天荒な行ないをサポートする良き理解者の執事ブルースと共に銀河に散らばる宝石を集めるかのごとく、メンバーを求め旅立つ。母の声を取り戻したい、もう一度同じステージでサウンドを共にしたい。その想いだけが遊月の原動力なのだ。