『魔術監獄のマリアンヌ』は松山 剛による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はパセリ。「電撃文庫」(KADOKAWA)から発売。
“監獄のような、この世界で”“少女は咎人と、旅をする” これは“魔術”が忌避され、呪いとされる時代の出来事――。 魔術師たちの監獄である『ヴァッセルヘルム大監獄』に着任した若き刑法官マリアンヌへ、国から衝撃の厳命が下った。それは数年前、魔術師たちの反乱を扇動して捕らえられた男ギルロアとともに、未だ逃亡を続ける反乱の首謀者レメディオスを捕縛せよというものだった。 反乱軍と王国軍の戦いで故郷と両親を失ったマリアンヌと、反乱軍の魔術師にして大犯罪者であるギルロア。水と油の二人は、口論を重ねながらも旅を続ける。 その最中、マリアンヌはかつての魔術師たちの反乱に隠された“真実”に少しずつ近づいていき――。