『遠山桜宇宙帖 奴の名はゴールド』(とおやまざくらスペースちょう やつのなはゴールド) は、結城恭介のSF小説。1987年に徳間書店・アニメージュ文庫より刊行された。陣出達朗の時代小説『まぼろし奉行』(遠山の金さん)をオマージュした作品。
巨大コンピュータ・EDOによって治められ、戦争が根絶された未来。堅苦しい家を嫌いダウンタウンで暮らすゴールドだったが、執政官である父・レトクラードが「幽霊」に襲われ重体だと聞かされ、事件の真相を探ろうと、父が襲われる直前に滞在していたスペースコロニー・フェドバーに向かい、現地に滞在している従弟のリットと、何故か一緒に着いて来たガールフレンドのミディの三人で調査を進める。