『滅びゆく世界と、間違えた彼女の救いかた』は涼暮 皐による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は雫綺一生。「ノベルゼロ」(KADOKAWA)から発売。
騎士ラミ・シーカヴィルタと神子エイネ・カタイスト。幼馴染みの二人は、滅びゆく世界を救うための旅に出た。歴代の神子にのみ完遂することが出来ると言われる救星のための試練――「十の天命」。数百年かけて未だ六つしか達成されていないそれを、残り全て二人で成し遂げると息巻いて。しかし、神子の旅は、「命を犠牲にして天命を一つ達成する」という二人にとって最悪の結末だと遥か昔から決まっている。それでも、二人は、二人ならば運命にあらがえると信じていた。――これは、最愛の少女を喪い、彼女の命と引き替えに生きながらえてしまった少年の、愛と希望の物語。