『影の宮廷魔術師』は羽田遼亮による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は黒井ススム。「オーバーラップノベルス」(オーバーラップ)から発売。最新刊は3巻
帝国最強の巨人(タイタン)部隊を、“影”から駆逐する第二王子・ケーリッヒとの王位継承戦に勝利した宮廷魔術師・レオン。一時の休息を得た彼は趣味の書物を求め、魔術師ギルド付属図書館へ赴く。そこで書物を巡り、意気投合した炎の魔術師・ナインからとある依頼を受けることに。聞けば、この図書館で多発する魔術書焼失事件の容疑者、としての嫌疑を晴らして欲しいという。レオンは持ち前の知略で真犯人を追い詰めるのだが、意外な事実が発覚し......?さらに、王位継承戦にも不穏な兆候が見え始め、レオンの下に新たな辞令が届く。それは隣国アストリアが誇る最強の「巨人(タイタン)部隊」の掃討命令。援軍を見込めず絶望的な状況下で、彼はある奇策に打って出る。レオンが目を付けたのは“ドオル族”という戦闘民族――王国に住まいながらも、忠誠を誓わない荒くれ者達だった!ドオル族の血を引くメイド・クロエと共に、レオンは彼らを懐柔しようと画策するのだが――!?最強軍師による暗躍戦記ファンタジー、第2幕!
没落した王国を“影”から復興する――帝国最強の巨人部隊を駆逐し、祖国エルニアを“影”から護り抜いた宮廷魔術師・レオン。だが、王国の国境地帯は兵力を拡充した帝国軍の猛攻を受け、陥落寸前にまで迫っていた。さらに、束の間の平穏を保っていた王位継承戦にも大きな波乱が訪れる。権力を手中に収めるためついに動き出した第一王子・マキシス。帝国の侵攻による混乱を好機とみた彼は、王国最強の部隊“黒の精鋭”を率い、国内を平定し帝国に対抗するという大義名分のもと反逆者を次々と処刑する強硬策に打って出る――。国内外の危機への早急な対処を迫られたレオンだったが、双方を鎮めるとともに、かねてからの悲願であったシスレイアに実権を握らせるための道筋を見出す!それは彼女の弟にあたる第三王子・レインハルトに王位を継承させ、その後見人にシスレイアを据えるというもので......? 最強軍師による暗躍戦記ファンタジー、渾沌と決戦の第3幕!