『元彼の遺言状』(もとかれのゆいごんじょう)は、新川帆立による日本の小説。宝島社主催の「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞を受賞している。(応募時のタイトルは『三つ前の彼』)
剣持麗子は敏腕弁護士でお金に貪欲。そんな彼女の元彼で大手製薬会社の御曹司・森川栄治が「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」などという遺言状を残して亡くなる。栄治の死因はインフルエンザだとされるが、麗子は栄治の友人・篠田から自分が栄治にインフルエンザを感染させた可能性があるから「犯人」になれないかと相談される。