『ネオクーロン』は、著者・鷹見一幸、イラスト・PEACH-PITによる日本のライトノベル。角川スニーカー文庫(角川書店)から発売された。
フィリピンの南、マレーシアの北東にある島国、アラシア王国で仕事をしている父に会いにやってきた女子高生神崎恵美は、空港を出たとたん荷物を盗まれそうになるが、偶然通りかかった領事館職員の夏木に助けられ、事無きを得る。程なく案内役の中国人女性メイリンが現れ、恵美は父の元へと行く。次の日の夜、アラシアの第3王子シルフィーを招いたレセプションが開かれる。その席でシルフィーから王宮へと招かれ、翌日宮殿を訪れるが、突如クーデターが勃発し、恵美とメイリンはシルフィーを連れて王宮を脱出、反乱軍の手を逃れるため、アラシア中の日本人と共に、国外へ脱出できる300キロ離れた空港まで決死の逃避行を余儀なくされる。責任者としてただ一人、追っ手を足止めしようとする夏木の姿を見た恵美は、妨害工作を手伝うために彼に無理やりついていく。