『はりねずみのルーチカ ちいさな夜の音楽会』はかんの ゆうこによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は北見 葉胡。
「はりねずみのルーチカ」シリーズ12冊目は、フェリエの国にあたらしくやってきたがちょうのモーツァルトの物語です。ぬいぐるみのお役目をおえて、フェリエの国にすむことにしたがちょうのモーツァルト。にぎやかな青空マルシェでいきいきと「すきなこと」をするフェリエの国の住人のようすをみて、さびしいような、苦しいような、ふしぎなきもちになります。おなじく青空マルシェで、家にかえろうとしていたルーチカは、よろずやマペックという妖精がひらいているあやしげなおみせであまがさをもらいます。雨がふってきたからあまがさをさそうとしたら......、「雨、きらいなんだ。」とあまがさがはなしだしたではありませんか!だれかの役に立つことがすばらしいとかんがえているモーツァルトと、はたらくのがきらいなあまがさは言い合いになりますが、それをきっかけに、じぶんの「すきなこと」ってなんだろう?とかんがえはじめます。ふたりが見つけたこたえとは......。