『がん消滅の罠 暗殺腫瘍の謎』は岩木 一麻による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
日本がんセンターの夏目医師と羽島博士は、大手保険会社勤務の森川からまたも奇妙な事例を聞く。それは住宅ローンのがん団信を利用した保険金詐欺を疑うものだった。一方、埼玉県内では医師殺人事件が連続しており、夏目のもとに刑事が話を聞きにやって来る。さらには脅迫を受けているという政治家が、「人間を人工的にがんにさせることができるのか」と訪ねてきて......。背後に潜む代替医療の闇。人体という密室で起こす、前代未聞の犯罪計画の全貌とは? 生じるはずのないがん――人体で意図的に発生させられた、がん細胞の謎を追う! ※本書は2021年7月刊行の同名単行本の文庫化です。