『勇者と呼ばれた後に』は空埜一樹による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はさなだケイスイ。「ラノベ文庫」(講談社)から発売。最新刊は2巻
――これは、後日譚。魔王を倒した勇者の物語。第13回講談社ラノベ文庫新人賞作。 人間と魔族が争う世界――圧倒的な力を持つ魔王の率いる魔王軍を壊滅させたのは、たったひとりの勇者、ロイドという男だった。 魔王から神に近いとまで言われた力を持つロイドは戦後、王により辺境の地の領主を命じられ、遠ざけられた。さらにその地に棲む皇帝竜の討伐も頼まれたロイドは、着任早々に向かい倒してしまう。 しかし敗れた竜は、美しい女性に変化し、ロイドの伴侶になることに!? さらに過激派組織で【災厄の魔女】と呼ばれていた少女、ソフィアを、偶然に出会った魔王の娘、アリスすら義理の娘にしてしまう。 これは最強の勇者と呼ばれながらも自分自身の価値を見つけられなかったロイドが「家族」を見つける物語。