『うさぎタウンのパン屋さん』は小手鞠 るいによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は松倉 香子。
「ああ、いい匂いがする」鼻をくんくんさせている子もいます。「待ちどおしいな」耳をぴくぴくさせている子もいます。「ようこそ、いらっしゃいませ!」ひろばじゅうに、ひびきわたる声がして、いっけんのお店のドアがあきました。あけたのは、黒うさぎのくるみくんです。白いエプロンと白いぼうし。963はくるみの暗号です。くるみくんはパン職人。きょうは「黒うさぎのパン屋さん」の開店日なのです。(本文より)小学館児童出版文化賞受賞、小手鞠るい氏による大人気の「うさぎのお店やさん」シリーズが2冊同時刊行されます。一年生からひとりでよめる、おいしい、やさしい、たのしい幼年童話です。