『横浜・山手図書館の書籍修復師は謎を読む』は宮ヶ瀬 水による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
「物語」は絶対の安全を保証された冒険ではない......物語に魅了され、囚われた者たち。彼らを救う方法はただひとつ――物語の題名を当てること。異国情緒あふれる横浜山手の図書館で、変わり者の修復師が本と人の心にまつわる謎を解き明かす!横浜の山手図書館でのアルバイトが決まった本好きの大学生・藤本読也。司書の仕事をするものと思っていたところ、図書の修復を手がける離れ――修復棟へ行くよういきなり命じられた。そこでは書籍修復師の波々壁が管理主任を務めており、読也は助手として彼の手伝いをすることになる。波々壁は書籍の修復に携わる一方、「物語に囚われている人間を救い出す」仕事をしているといい......。