『旦那様は大変忙しいお方なのです』はあねもねによる日本の小説(ライトノベル)作品。「レジーナブックス」(アルファポリス)から発売。
サルヴェール侯爵家当主、レオナルド・サルヴェールに嫁いだリゼット。政略結婚とはいえ結婚するのだからと意気込んでいた彼女に待っていたのは、なんと新郎不在の結婚式。さらに侯爵家で生活するようになってもレオナルドには一切会えず、屋敷の中でただ手芸に勤しむだけの孤独な日々が続いていた。「政略結婚で嫁いだ妻には会いたくないと、多少の愛嬌すら振りまく必要がないとお考えなのですね。ならばこちらにも考えがございます!」我慢の限界に達したリゼットはレオナルドの部屋に『とある罠』を仕掛け、レオナルドに宣戦布告をする。名門侯爵家で巻き起こる、華麗なる夫婦喧嘩の結末は――!!