『異世界でカフェを開店しました。』(いせかいでカフェをかいてんしました)は、甘沢林檎による日本のライトノベル。イラストは⑪(トイチ)が担当。2012年からレジーナブックスより順次刊行されている。書き下ろし短編を追加した文庫本版も刊行中のほか、漫画化やゲーム化などのメディアミックスも展開されている。2022年11月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は190万部を突破している。
料理と食べ歩きが趣味の黒川理沙は、都会でOLとして働きながら、自身や友人のためにその料理の腕前をふるっていた。しかしある日突然、その料理の腕を異世界の女神に見込まれた彼女は、就寝中に異世界へと転移させられてしまう。リサが辿り着いたのは、フェリフォミア王国という、文明の代わりに魔法が発達した世界だった。女神の命でリサの転移を確認しに来た精霊と(ちなみにリサは異世界でも珍しいという精霊視のスキルを持っていたため精霊が見えた)、その導きでリサを発見した筆頭王宮魔術師のギルフォード・クロードから、元の世界に帰ることはできないと聞かされた彼女は、徐々にではあるが異世界に馴染んでいくことにする。