『わたしの名店』は三浦 しをん,西 加奈子による日本の小説(ライトノベル)作品。「ポプラ文庫 日本文学」(ポプラ社)から発売。
ご近所に灯る幸せの光なんかもう好き落ち込んだ心を温めてくれた蕎麦幸福の鴨ロースト私の東京、その中心神楽坂のトマトたまごめん小鉢のポーカー彼の焦がれた「あのガパオ」名店しか行かない人になったよプロに訊かなきゃわからない酒飲みもすなるバーといふものを東京で初めて訪れた《友達の家》憑き物落としの赤提灯憎めない高田馬場、あの座敷春だけの常連さん食べちゃいたいくらい、好きなもの店名はおまじないの言葉夕焼けスコーンの香り大正時代からの店ズロンズロンのうどんと、そびえ立つかき氷ハレの日に、ひとりでお寿司佐賀の小さな小さな餃子屋さん日帰り温泉に隠された秘宝このトンネルを抜けたら最初に行く店選ばれし者のための逸品そして、みんな思い出になった知る人ぞ知る京都の名物料理夏の夜を味わう山上のレストラン
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