『旅立つ君におくる物語』は藤山素心による日本の小説(ライトノベル)作品。
老人ホームで介護士として働く稲夏陽。理想を抱いて就いたはずの介護職だったが、勤務10年目を前に、現実とのギャップに心を折られそうになっていた。そんなとき、元担当入居者からの手紙をきかっけに、終末医療や看取りの介護を余儀なくされた患者たちの最期の願いを叶える特殊リゾート施設「楽園クロッシング」に転職することに。夏陽は理想の「看送り」を探して成長しながら、介護士としての自分を取り戻していく。自分らしく生きて、死ぬこととはーー。心を揺さぶる感動のヒューマンドラマ!