『獣王陛下のちいさな料理番』は延野正行による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はたらんぼマン。「グラストNOVELS」(スターツ出版)から発売。
セリディア王国の第七王子・ルヴィンは幼いながらに7つのギフトを使いこなし、希代の才児と注目されていた。しかし、あるとき父・国王の代わりに呪いを受け、【料理(レシピ)】以外のすべてのギフトを失ってしまう。周囲の評価は一変し、用済みだと罵られる毎日。それでも「料理で王国の役に立ちたい!」と健気なルヴィンに声をかけたのは、未開の国と蔑まれる獣人国の強く美しい女王・アリアだった。 「女王陛下の料理番」として獣人国にやってきたルヴィンは、王宮でひそかに極め続けていた【料理】で獣人たちの心をつかみ、徐々に打ち解け始める。新しい仲間のために国を発展させようと意気込むルヴィン。実は、【料理】はレシピだけでなく、食材の育て方や魔獣の弱点、救国の道筋までわかるかなりのチートスキルで…!? もふもふたちにかわいがられながら国のために奔走するルヴィンのもとに、セリディア王国から突然の刺客が訪れて…。 役立たず王子が料理で無双!? もふもふ王国再建ファンタジー!