『怠惰な王子は自分を悪役だと思い込んでいる』はおとらによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はたき。「ツギクルブックス」(SBクリエイティブ)から発売。
破滅フラグ回避の領地経営ーー開幕! ある日、怠惰な王子の異名を持つエルクは父である国王から辺境へ行くように命じられる。 辺境は通称見捨てられた土地と言われ、荒れ果てているとか。 エルクはそこでも変わらず怠惰に過ごそうと思っていたが……木から落ちた際に前世の記憶を思い出す。 そして、ここがゲームの中の世界だと思い込むとともに、何故か自分が主人公に殺される悪役領主だという考えに行き着く。 「嫌だ! 俺は死にたくない! スローライフを送るんだい!」 これは悪役転生と勘違いした怠惰な王子が領地を開拓し、いつの間にか名君と呼ばれるかもしれない物語である。