『宝石王子と五つの謎 おしゃべりシェパードと内緒の話』はあさぎ千夜春による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は八つ森佳。「SKYHIGH文庫」(三交社)から発売。
白藤鈴蘭は他人に頼らず生きてきた冷めた女子高生。マダム風にしゃべるシェパード犬と知り合ったことから、街一番の豪邸・三日月家に朗読兼犬の散歩係として雇われる。こっそりマダムと呼んでいるシェパードは実は当主である紫檀の母親が生まれ変わった姿だった。10年間屋敷の外に出ていない紫檀の友人になってほしいとマダムに頼まれるが、話すきっかけすら掴めず悩む鈴蘭。だがある日、学校で英語教師が不機嫌だった理由が謎だと話すと、紫檀は「謎」という言葉に興味を示してくれて...。