『誰が喚んだの!?』は木緒なち&KOMEGAMESによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は宇都宮つみれ。「ファミ通文庫」(KADOKAWA)から発売。
――秋葉原は異世界に転移しました。1人のクリエイターを巻き込み、秋葉原は街ごと異世界へと転移した。それが数年前の話だ。突如として与えられた萌えカルチャーは異世界に強い衝撃を与え、“美少女ゲーム”は神の与えた奇跡だと崇められる。そして今、その奇跡は――異世界のクリエイターたちの手によって量産されるまでとなった。ここ秋葉原(in異世界)の片隅に、エルフや獣人、魔族たちの集うゲーム開発室がある。しかし、スキルも足らず人材も足らず、発売延期は繰り返されるばかり。いつしか“永遠”とは、発売日にだけ宿るとまで言われるほどに。ディレクターである主人公は考えた。これはもう、“ヘルプ”を呼ぶしかないと。どこからかって? 決まってるじゃないか、無数のクリエイターのいる現世から「喚ぶ」んだ......!これは、異世界における美少女ゲーム制作と、“ヘルプ”としてクリエイターを現世から召喚しようという無茶無謀な計画の実録である――。