『はじまる恋 キミとショパン』は周桜 杏子による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は加々見 絵里。「ポケット・ショコラ」(ポプラ社)から発売。
小春、恵太郎、慎太郎は家が隣同士の幼馴染。4月1日生まれの小春だけ古賀兄弟の1つ上の学年となり、二人と同級生にはなれない。4月、古賀兄弟が小春と同じ高校へ入学し、イケメン双子と勘違いされ、もてはやされる。小春の17歳の誕生日、1通の手紙が届き、その日から彼女の周りで徐々に物がなくなり始める。そのことを知った先生から放課後一人にならないよう、恵と一緒に校歌の伴奏を提案され、二人で居残り練習をすることに。小春は中学でピアノを止めていた。慎の元カノから妬まれて髪を切られる被害にあったからだ。小春自身はずっと恵のことが好きだったが、その事件以来恋には臆病になっている。三者三様の切ない気持ちを煌めくピアノの音が奏でる――。『はじまる恋 キミの音』の姉妹編!【主な登場人物】倉橋 小春(くらはし こはる)...4月1日生まれ。ほんわかしているが、秘めた強さを持っている子。ずっと恵に片想い中。古賀 恵太郎(こが けいたろう)...小春と同年の4月2日生。クールで落ち着いている性格。ピアノの腕がピカイチ。小春は慎のことが好きだと思っている。古賀 慎太郎(こが しんたろう)...小春の翌年の4月1日生まれ。恵の1つ年下の弟。明朗活発で、サッカーで県選抜されるほどの実力。小春と恵に負い目がある。中田理未(なかた さとみ)/石野咲月(いしの さつき)...小春のクラスメイトで親友竹中先生 (小春の担任)、辻先生(音楽の先生)、理香子ちゃん(古賀兄弟の母、昔は有名ピアニスト。今はピアノ教室の先生)、月ちゃん(小春の母)