『おちゃめなふたご』(St. Clare's)は、イギリスの児童小説家イーニッド・ブライトンが書いたシリーズ小説。1941年から1945年にかけて6冊が書かれた。セント・クレアという名の寄宿学校の物語である。
主人公はパトリシア(パット)・サリバンとイザベル・サリバンの2人の少女で、この2人は一卵性双生児である。物語は、この2人がセント・クレアに入学するところから始まる。そのほかの登場人物には、アリスン・サリバン(主人公たちの従姉妹にあたる)、ヒラリー、カーロッタ、ロバータ(ボビイ)などがいる。第1巻では、パットとイザベルはセント・クレアを嫌い、入学することを拒むが、両親たちは、この双子たちが以前通っていたレッドルーフスという学校で甘やかされてしまったと考え、セント・クレアに入学させることに決める。でも双子たちは、セント・クレアへ行っても教師たちの言うことを聞かずに、さんざん手を焼かせてやろうと考える。入学後、双子はいたずら好きのジャネットや級長のヒラリー、そのほかの人々に出会う。その後クレアで起こる様々な事件は、やがて双子をそれぞれに少しずつ変えていく。