『クララ白書』(クララはくしょ)は、氷室冴子による日本のライトノベル。イラストは原田治が担当している。集英社文庫コバルトシリーズ(集英社)より1980年4月から同年12月まで刊行された。『クララ白書ぱーとII』までが中等科編で、続編の『アグネス白書』と『アグネス白書ぱーとII』は高等科編である。
しーのは学園の有名人で、友人達に引き止められたこともあり、家族が九州に転勤したのに付いて行かず、寄宿に入ることにした。しかし寄宿舎では上級生は下級生からある程度の奉仕を受けることができる特典があるため、3年から入舎するのは不公平だとの声があり、毎年途中入舎生は入舎テストを受けなければならない。しーのは同じく途中入舎の転校生マッキーと菊花と共に45人分のドーナツを揚げることになったが、2人は共に個性的な性格で、一向に話は進まない。しかし有馬皇子やきらめきの虹子女史の協力などもあって、無事にドーナツを揚げることに成功した。