『わたしたちの田村くん』(わたしたちのたむらくん)は、竹宮ゆゆこの小説家デビュー作となるライトノベルである。2004年から2005年にかけて『電撃hp SPECIAL』と『電撃hp』に掲載され、2005年に電撃文庫で2冊の文庫本として刊行された。イラストはヤスが手がけた。メディアミックスとして、倉藤倖作画によるコミカライズやラジオドラマ化がなされた。
本編は主人公の少年田村雪貞が2人の少女、松澤小巻と相馬広香に出会い、互いに惹かれながらも2人との関係に苦悩し、奔走する日々を描くラブコメディ作品である。全3話で構成されており、第1話は2004年9月発売の『電撃hp SPECIAL』に「うさぎホームシック」のタイトルで掲載され、続く第2話は2005年2月と4月発売の『電撃hp』に「氷点下エクソダス」のタイトルで掲載された。第1話と第2話を収録した文庫本第1巻に初めて『わたしたちの田村くん』のタイトルがついた。第3話「さよならサテライト」を収録した文庫本第2巻で「一旦終わり」[2]となっている。『このライトノベルがすごい!』作品部門では2006年版で7位を獲得している[3]。
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