『マグダラで眠れ』(マグダラでねむれ)は、支倉凍砂による日本のライトノベル。イラストは鍋島テツヒロが担当している。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2012年7月から2016年2月まで刊行された。
最も巨大な権威を持つ「教会」、教会に劣らぬ権勢を誇り財力と軍事力の塊である「クラジウス騎士団」、商人と職人たちによる組合「商工会」の3つの勢力が互いに対立し、秩序を保っている世界。聖人の骨を火にくべようとした咎で教会に捕えられ投獄された錬金術師のクースラは、その才能を騎士団に買われ、昔なじみであるウェランドとともに前線近くの町、グルベッティに派遣される。前線ゆえに優れた設備を誇るグルベッティの工房で、クースラは「監視役」と名乗る修道女のウル・フェネシスと出会う。ダマスカス鋼の秘密を知るイリーネも加えたクースラー一行は騎士団が向かう最前線に同行することで『呪われた一族』の謎を解き明かすことになる。
眠らない錬金術師クースラは、旅路の果てに“マグダラ”のその先を見つける――クラジウス騎士団の追っ手が迫る中、クースラたちは、フェネシスの一族“白き者”たちが起こした大爆発により、一夜で滅んだという旧アッバスに向かうことに。空からやってきたという白き者の真相を明らかにすることで、クースラたちは彼らの行方を探ろうとする。空を飛ぶ方法、なぜ町が滅んだのか――全ての謎を解き、真理のさらに奥へ。そしてその先にある、理想の世界「マグダラの地」を目指して。仲間たちとの実験と研鑽の日々に、心地よさを覚えるクースラ。だが、クースラたちの持つ新たな技術を狙ってアイルゼンが現れたのだった――。
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | magudaradenemure |
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