『ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。』は朱門優による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は鍋島テツヒロ。「一迅社文庫」(一迅社)から発売。
あの夏は次の季節にバトンを手渡した。-秋の海。輪と幼なじみのいちこは、二人の住む十五夜草町と"神様"によって繋がる川毎町へとやってきた。川毎町に住む義理の姉妹、かつみ、カヤと再会した輪は、歓迎する姉とは正反対に、冷たく他人を拒絶する妹の姿にかつての自分の姿を重ね合わせる。そんな中、もう二度と逢えないと思っていたアネモイと再会し、喜びに沸くのだが、町には不思議な出来事が起こっていて...?-季節外れの海岸で、彼らの新たなる物語が幕を開ける。