『ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。』は朱門優による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は鍋島テツヒロ。「一迅社文庫」(一迅社)から発売。
「-ほら、わんちゃん。いつものようにお散歩、しますわよ?」ちょっぴり変わったその片田舎の町の名は、十五夜草町。そこに住まう『日輪』と、その幼なじみの『穂積之宮いちこ』。二人は実に仲睦まじい-主従関係にあった。いちこは由緒正しい神社の巫女だが、とんでもないドS巫女。輪は今日も今日とて、下僕扱いされるペットな日々を送っていた。そんないちこが突然、真っ赤な顔で申し込んできたお見合い。でも、その『お見合い』は普通とはちょっと違っていて-。