『私立図書館・黄昏堂の奇跡 持ち出し禁止の名もなき奇書たち』は岡本 七緒による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
総応募数10,332作品! 第8回ネット小説大賞受賞作! 地下書庫に眠るのは禁帯出、閲覧禁止。異界への扉を開く本--。名もなき手記に宿る想いは、時空を超えた事件の“鍵”となる。今、壮大に描かれるビブリオファンタジー!鬱蒼とした雑木林に囲まれた、町外れの私立図書館・黄昏堂(たどがれどう)。そこで働く新人司書・湊(みなと)は、怠惰で偏屈な館長・空汽(うつろぎ)や愛猫のクロ、数少ない常連客に囲まれ仕事に励む日々を送っていた。ある日、館内から忽然と姿を消してしまった来客を捜す最中、空汽に案内されたのは地下書庫の隠し扉。《永劫廻廊(えいごうかいろう)》と呼ばれる異界へつながる道で、湊は神々や使い魔たちと出会い、やがてある手記に纏わる“時空を超えた謎”を知ることとなる――。古書に秘められた人々の想いが奇跡を呼ぶ、ビブリオファンタジー。