『香屋 夢見堂』は松田 詩依による日本の小説(ライトノベル)作品。「メディアワークス文庫」(KADOKAWA)から発売。
東京の下町・人形町に店を構えるお香屋「夢見堂」。その店には夢を売り買いする「獏」がいるという―― 夢で見たことを人に話すと現実になる。そんな能力を持つ女子大生の結は、ある日突然、「夢見堂」店主の獏と名乗る人物と夢の世界で出会う。楽しい夢逢瀬の日々もつかの間、彼女の稀有な能力ゆえ、人に悪夢を植え付ける「夢魔」に目をつけられて、彼女は両目の視力を失ってしまう。絶望する結は、夢を見せる香を売り買いし、悩み事解決まで行っている獏を頼るのだが、実は彼も夢魔によって、自分一人で夢を見ることができない体質にさせられていたのだった。 二人は欠けた部分を補うように共に暮らし、夢魔を探しながら、夢にまつわる依頼を解決していく。 ――どんな悪夢にうなされても、俺が助けに行きますから。 縁と夢と香りがつなぐ、少し不思議な夢物語。
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