『贄の白無垢 あやかしが慕う、陰陽師家の乙女の幸せ』は高橋 由太による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
「辛い日々から逃げられるなら、オサキモチに嫁入りするほうがましだ」人との関わりを絶った異能の青年のもとに、ある秘密を抱えた孤独な乙女が嫁入りする――累計45万部突破! 「妖狐オサキ」シリーズの著者が描く大正あやかし婚姻譚。陰陽師家の名門・久我山家の長女として生まれるも、使用人同然の扱いを受けてきた未緒。ある役目を果たすため、不幸を呼ぶとされる「オサキモチ」である周吉のもとへの嫁入りを父から命じられる。周吉は以前、本所深川一帯を焼き払う大事件を起こし、世間から恐れ憎まれていた。未緒は周吉に殺されることも覚悟して嫁入りするが、初めて会った彼は噂とは違う心優しい青年で......。これは、孤独で不幸な乙女が自分の居場所を見つける物語。