風に乗りて歩むもの(奈落より吹く風、原題:英: The Thing That Walked on the Wind)は、アメリカ合衆国のホラー小説家オーガスト・ダーレスが1933年に発表した短編小説。クトゥルフ神話の一つ。
オーガスト・ダーレスの最初のクトゥルフ神話作品である。本作以前にダーレスは友人マーク・スコラ―と共著・合作でクトゥルフ神話を手掛けているが、本作からは一人で神話作家の道を歩み始める。『ストレンジ・テイルズ』1933年1月号に掲載された。日本では青心社の『クトゥルー』と国書刊行会の『真ク・リトル・リトル神話大系』に収録されている。