『天網炎上カグツチ』は砂義出雲による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はArtumph。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は3巻
炎上型ヒーロー、熱く登場! 生まれついての“炎上体質”によってネット炎上を繰り返し、悲しみの果てに、ついにネット断ちを決意した高校生・匂坂焔。「俺は、もう二度と炎上しないぞ......」――固く誓う焔の前に現れたのは、天下の大企業・八雲重工の令嬢である八雲華蓮だった。華蓮に弱みを握られる形で工場に誘われた焔は、そこで人型のパワードアーマー、《カグツチ》に搭乗させられる。華蓮は言う。この機体は、ネット上から寄せられる人間の『感情』を動力に変換する機能を持っているのだと。つまり、この《カグツチ》は――「――あなたがネットで『炎上』することによってパワーを得るのよ! さあ、立ち上がりなさい匂坂くん! ネットで炎上して、地球の平和を守るのよ!」「いやです!!」全力で拒否する焔だったが、ネットを廃絶しようとしている悪の組織、WWR(ワールドワイド・レクイエム)との戦いに巻き込まれることに。クラスメイトの京子、ネットアイドルの由希、神絵師の桃香など、美少女パイロットたちもぞくぞく参戦し、焔は仲間とともに幾度の炎上を乗り越えていく――。燃やせ、心の涙! 掴め、ネットの未来! 新世代ネット炎上型ヒーローアクション、熱く開幕!
ネットだけが、ぼくらの青春だった――。 ネットゲームに囚われてしまった華蓮を救い出すべく、焔たちネットガーディアンズはゲーム世界にログインする。そこで出会った不思議な少女・フェリシアの導きに従ってゲームを進めていくが、彼女には何か秘密があるようで......。紆余曲折を経て華蓮のもとに辿り着く一行だったが、彼女がゲーム世界に閉じこもっていた理由は、両親との確執が根底にあった。そこに、すべての真実を知るダークサイターが現れる。「お前たちに教えてやる。歴史の影に葬られた......インターネットの闇の話を」明かされるのは、ダークサイターこと高浪栄太郎の少年時代。華蓮の母ユリア、父清玄との出会いによって紡がれる、恋と友情、青春の物語。そしてそれは、ネットへの愛が憎悪に変わる悲劇でもあった。「――どけ、さとり世代! 私は愛を取り戻す!」「お前みたいな懐古厨に、いまのネットを全否定されてたまるかああああ!」哀しき過去を背負う男・ダークサイターと、焔はついに一騎討ちを迎える――! 新世代ネット炎上型ヒーローアクション第3弾。――すべての憎しみの連鎖を断ち切るために。男は今日も、ネットを湧かせる。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 砂義出雲 | イラスト | : | Artumph | 出版 | : | 小学館 | レーベル | : | ガガガ文庫 | 刊行期間 | : | 2014年07月02日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784094515053 | ISBN(3巻) | : | 9784094515480 | 最新刊 | : | 3巻 |
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