『白き帝国』は犬村小六による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はこたろう。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は6巻
美貌を失った、絶望のアルテミシアは!? 「全ての色彩を重ね合わせると、白になる。ぼくが目指すのは、全ての種族が共に暮らす『白き国』だ」。天下分け目の決戦「リムノスの戦い」に勝利した白猫軍はタイタス原野の盟主となり、敗北した黒薔薇騎士団はアテナ島へ撤退するが、騎士団長イリアスの後釜を巡って大貴族同士の後継者争いが始まってしまう。一方、かろうじて九死に一生を得たアルテミシアは顔半分を覆う火傷が治らず、自宅で引きこもり状態に。ジャンジャックとルシファーは献身的に看護するが、美貌を失ったアルテミシアの傷心は深く、以前からは見る影もないほど周囲に怯え、逃げ隠れてばかり。イリアスという後ろ盾を失ったアルテミシアに実権はなく、ディオクレイオス教皇はアルテミシアの聖珠を奪うことを画策する。そんな折り、聖珠継承を狙う大貴族マルマンドが計略を巡らし、アルテミシアを誘拐することに成功し……。戦え!殺せ!愛せ!死ね!生きよ!犬村ファンタジー戦記のトラウマ級進化形、第六弾!!